1.イヤホンから音が聞こえる仕組み
イヤホンは、スマートフォンなどから届く電気信号をドライバーで振動に変え、その振動を耳へ届けることで音を聞かせる仕組みです。
カナル型やインナーイヤー型と呼ばれる一般的なイヤホンでは、スマートフォンなどから送られた音声の電気信号を、内部のドライバーが振動へ変換します。ドライバーの振動によって周囲の空気が振動し、その音波が耳へ届くことで音として認識されます。
耳に届いた音は鼓膜を振動させ、耳の奥へ伝わって最終的に脳で「音」として認識されます。
本記事では、一般的なイヤホンと、骨伝導型を含むオープンイヤー型イヤホンの音が聞こえる仕組みの違いをご紹介します。さらに、オープンイヤー型イヤホンで豊かな音や快適な装着感を実現するShokzの技術にも迫ります。

2.一般的なイヤホンとオープンイヤー型イヤホンの仕組みの違い
一般的なイヤホンは耳の穴の中や入り口から音を届けるのに対し、オープンイヤー型イヤホンは耳の穴をふさがず、耳の周囲から音を届ける点が大きな違いです。
カナル型やインナーイヤー型などの一般的なイヤホンは、耳の穴の中や入り口付近にスピーカーを配置し、空気の振動によって鼓膜へ音を届けます。
オープンイヤー型イヤホンには、耳の近くに配置したスピーカーから空気を介して音を伝える空気伝導の方式に加え、骨の振動を利用する骨伝導の方式もあります。
耳をふさがない「ながら聴き」向けのオープンイヤー型イヤホンなら、車の音や人の声など周囲の音を自然に聞き取れるため安全性も高く、圧迫感がないため長時間つけても疲れにくいのが特長です。
3.オープンイヤー型イヤホンの仕組み|空気伝導と骨伝導
オープンイヤー型イヤホンで音を届ける代表的な方式が「空気伝導」と「骨伝導」です。それぞれ音が内耳へ到達するまでの経路が異なります。

※「OpenRun Pro 2」は骨伝導と空気伝導のどちらの技術も利用しています。
3-1.空気の振動を利用して音を届ける空気伝導
空気伝導は、スピーカーによって空気を振動させ、その音波を耳へ届ける方式です。
オープンイヤー型イヤホンでは、耳の穴にスピーカーを入れるのではなく、耳の近くから音を送り届けます。一般的なイヤホンと同じく空気振動を利用しながら、外耳道をふさがないことが大きな違いです。
スピーカーと耳の間に距離があるため、Shokzは音を耳へ効率よく届けながら周囲への音漏れを抑える音響技術を開発しています。
3-2.骨の振動を利用して音を届ける骨伝導
骨伝導では、音を機械的な振動へ変換し、皮膚や側頭骨を介して内耳の蝸牛へ伝えます。外耳道や鼓膜を経由せずに音を届けられることが特徴です。
そのため耳の穴を開放したまま音楽を楽しめ、ランニングなど車の音や人の声に気づく必要がある場面に最適です。
Shokzは長年にわたり骨伝導技術を研究し、音質の向上に加えて、音漏れや振動を抑える技術開発を重ねています。
4.イヤホンの種類による仕組みの違い
イヤホンは大きく「カナル型」「インナーイヤー型」「オープンイヤー型」の3種類に分かれ、耳の穴をどこまでふさぐかによって、音の届き方や周囲の音の聞こえ方が変わります。
4-1.耳を密閉して音を届けるカナル型イヤホン
カナル型は、イヤーピースを耳の穴に差し込んで使用するタイプです。耳の穴を密閉し、ドライバーから発生した音を外耳道へ届けます。
耳の穴をふさぐため、車の音や人の声など周囲の音が聞こえにくくなります。
4-2.耳の入り口に装着するインナーイヤー型イヤホン
インナーイヤー型は、耳の入り口付近にイヤホンを引っ掛けるように装着します。
カナル型ほど耳を密閉せず、ドライバーによる空気振動を耳へ届けることが特徴です。
4-3.耳の穴をふさがないオープンイヤー型イヤホン
オープンイヤー型は、骨伝導型や耳掛け型、イヤーカフ型などの形状で耳の穴を開放したまま装着します。
空気伝導や骨伝導によって音を届けるため、音楽を楽しみながら周囲の音を自然に聞き取れます。また、耳への圧迫感がないため、長時間の「ながら聴き」に最適です。
5.イヤホンの音を支える主な技術
イヤホンの音を支える主な技術は、ドライバーの構造や振動板、音を耳へ導く経路の設計です。
特にオープンイヤー型イヤホンは耳を密閉しないため、限られたスペースで十分な低音を生み出すことや、狙った方向へ音を届けながら音漏れを抑えることが重要です。
そのため、ドライバーだけでなく、音が進む方向や角度、複数の音波の働きまで考えた音響設計が求められます。Shokzは、イヤホンのサイズや構造、素材、音の伝達経路を総合的に設計し、耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンでも豊かな音を実現しています。
6.オープンイヤーの使用体験を支えるShokzの技術
Shokzは、「音響技術」「素材と形状」「スポーツ時の安定性」の3つの面から、オープンイヤー型イヤホンの使用体験を高めています。

6-1.音を耳へ効率よく届ける音響技術
空気伝導のオープンイヤー型イヤホンでは、耳から離れた場所にあるスピーカーから、音を効率よく届ける必要があります。
ShokzのDirectPitch™は、音の方向や音圧を調整し、耳へ向かう音を強めながら周囲へ広がる音を抑える技術です。これにより、周りの人を気にせず、耳元でクリアな音を楽しめます。DirectPitch™は「OpenFit Pro(オープンフィット プロ)」などに搭載されています。また、OpenBass™など低音表現を高める技術も開発しています。
6-2.長時間の装着を考えた素材と形状
長時間快適に使うには、本体の軽さと耳へのやさしい当たりが重要です。
Shokzでは柔らかなシリコン素材やニッケルチタン合金、人間工学に基づいたイヤーフックなどを採用。重量配分や耳への接触部分まで設計することで、快適性と安定性を両立しています。イヤーカフ型の「OpenDots 2(オープンドッツ ツー)」は、イヤホン約6.4gと軽く、長時間つけても疲れにくいのが特長です。
6-3.スポーツ中の動きまで考えた設計
ランニングなどでは、装着中にイヤホンがずれにくいことも重要です。
Shokzではフィット感や重量バランスに加え、防水設計や操作性なども含めてスポーツ時の使用を考慮しています。骨伝導型の「OpenRun Pro 2(オープンラン プロ ツー)」では、締め付け力を16%軽減したニッケルチタンフレームによって、締め付け感を抑えながら安定した装着感を実現しています。また、IP55の防水・防じん性能を備え、汗や雨の中でも使えます。IP55は、機器の動作に影響するほこりの侵入を防ぎ、あらゆる方向からの噴流水にも耐えられることを示す規格です。
7.Shokzの技術を体感できるオープンイヤー型イヤホン
Shokzの技術を体感できるオープンイヤー型イヤホンは、骨伝導型の「OpenRun Pro 2」、耳掛け型の「OpenFit Pro」、イヤーカフ型の「OpenDots 2」の3モデルです。
7-1.骨伝導と空気伝導を組み合わせた「OpenRun Pro 2」
「 OpenRun Pro 2」 は、骨伝導型「OpenRun」シリーズのフラッグシップモデルで、骨伝導と空気伝導を組み合わせたDualPitch™テクノロジーを搭載しています。
中高音域を骨伝導ドライバー、低音域を空気伝導ドライバーが担当します。これにより、XX。また、単体で12時間使えるバッテリーとIP55の防水・防じん性能を備え、汗をかくランニングなどのスポーツに最適なモデルです。
7-2.耳掛け型で豊かな音を届ける「OpenFit Pro」
「 OpenFit Pro」は、耳掛け型「OpenFit」シリーズのフラッグシップモデルで、空気伝導で音を届けます。
DirectPitch™によって耳へ効率よく音を届けながら音漏れを抑えます。また、SuperBoost™を搭載しています。これにより、迫力の低重音を、歪みのないクリアなサウンドで楽しめます。さらに、単体で12時間(充電ケース込みで50時間)使えるバッテリーとIP55の防水・防じん性能を備えています。耳をふさがない開放感と音質を両立したい方に最適なモデルです。
7-3.コンパクトな構造で音を追求した「OpenDots 2」
「 OpenDots 2」は、「OpenDots」シリーズの最新モデルで、耳を挟むように装着するイヤーカフ型を採用しています。
2つのドライバーを球形モジュールに組み込んだBassphere™ 2.0や、音を適切な角度で耳へ導くMirrorPitch™を採用しています。これにより、コンパクトな形状でも豊かな低音とクリアな音を楽しめます。また、単体で10時間(充電ケース込みで40時間)使えるバッテリーとIP57の防水・防じん性能を備えています。
8.進化するイヤホンの仕組みとShokzのオープンイヤー技術
イヤホンの基本は、電気信号を振動へ変換し、その振動を耳へ届けることです。一方、その届け方には、耳の近くから空気を振動させる方法や、骨を振動させる方法などさまざまな選択肢があります。
Shokzは音響技術だけでなく、素材、形状、フィット感、スポーツ性能まで含めた技術開発によって、耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンでも豊かな音と快適な装着感を実現しています。周囲の音を自然に聞き取りながら音楽を楽しみたい方には、Shokzのオープンイヤー型イヤホンが最適です。
FAQ:イヤホンの仕組みに関するご質問
Q. 骨伝導と空気伝導では、音の聞こえ方に違いがありますか?
あります。空気伝導は鼓膜を通して、骨伝導は皮膚や側頭骨を通して内耳へ音を届けます。音が内耳へ届く経路が異なるため、聞こえ方にも違いが生まれます。Shokzの「OpenRun Pro 2」は、骨伝導と空気伝導を組み合わせたDualPitch™テクノロジーにより、両方の方式を生かした音を楽しめます。
Q. オープンイヤー型イヤホンでも迫力のある低音を楽しめますか?
楽しめます。オープンイヤー型イヤホンは耳の穴を密閉しないため、一般的なイヤホンのように音を耳の中へ閉じ込められません。そこでShokzは、低音を補う独自の音響技術を開発しています。イヤーカフ型の「OpenDots 2」は、2つのドライバーを球形モジュールに組み込んだBassphere™ 2.0により、コンパクトな形状でも豊かな低音を楽しめます。
Q. イヤホンの形が違うと音質も変わりますか?
変わります。ドライバーと耳との距離や角度、耳を密閉するかどうかなどが異なるため、同じ音源でも聞こえ方に差が生じます。Shokzは、骨伝導型・耳掛け型・イヤーカフ型それぞれの形状に合わせて音の方向や角度を設計し、どのタイプでも耳をふさがずにクリアな音を楽しめるようにしています。
Q. 耳をふさがない構造でも、音の広がりや立体感を楽しめますか?
楽しめます。ドライバーの配置や音響処理などを工夫することで、開放的な装着スタイルでも広がりのある音を実現できます。耳掛け型の「OpenFit Pro」はDolby Atmosに、イヤーカフ型の「OpenDots 2」はDolby Audioに対応し、耳をふさがずに立体的なサウンドを楽しめます。





