1.イヤホン難聴とは
「イヤホン難聴」とは、イヤホンで大きな音を長時間聞き続けることで聴力が低下する状態のことです。
音による聴力への影響は、イヤホンそのものではなく、主に音の大きさや聞いている時間、音にさらされる頻度などと関係します。WHO(世界保健機関)も、音量が大きく、聞く時間が長くなるほど聴力へのリスクが高まるとしています。
本記事では、イヤホン難聴の原因や気づきやすい症状、イヤホンの種類による違い、予防・対策として意識したい使い方をご紹介します。あわせて、周囲の音を聞きながら快適に音楽を楽しめる、Shokzのオープンイヤー型イヤホンもお伝えします。
2.イヤホンで耳が悪くなる原因
イヤホンで耳が悪くなる主な原因は、「大きな音を」「長時間」聞き続けることです。
耳の奥にある内耳には、音の振動を電気信号へ変換する感覚細胞があります。大きな音へ長時間さらされると、この感覚細胞が損傷し、騒音性難聴の原因になります。
NIDCD(米国立聴覚・コミュニケーション障害研究所)では、85dBA以上の音への長時間または繰り返しの曝露によって聴力低下が生じる可能性があるとしています。また、音が大きくなるほど、影響を受けるまでの時間も短くなります。
そのため、「何時間までなら必ず安全」と一律に考えるのではなく、音量と使用時間の両方を意識しましょう。

3.イヤホン難聴の主な症状
イヤホン難聴の主な症状は、高い音が聞き取りにくくなる、騒がしい場所で会話を聞き取りにくくなる、耳鳴りが続くといった変化です。大きな音による聴力への影響は、すぐに自覚できるとは限りません。
WHOも、持続する耳鳴りや高音域の聞き取りづらさ、会話を追いにくくなることなどを、専門家への相談を検討するサインとして挙げています。
一時的な聞こえにくさだと思って放置せず、症状が続く場合や聴力の変化が気になる場合は、耳鼻咽喉科などの医療機関へ相談しましょう。
4.イヤホンの種類による耳への影響の違い
イヤホンは大きく「カナル型」「インナーイヤー型」「オープンイヤー型」の3種類に分かれ、耳の穴のふさぎ方によって、耳への圧迫感や周囲の音の聞こえ方が変わります。聴力への影響を左右するのは、どのタイプでも音量と聞く時間です。
4-1.耳を密閉して装着するカナル型イヤホン
カナル型イヤホンは、イヤーピースを耳の穴に差し込み、比較的密閉した状態で音を聞くタイプです。
耳の穴を密閉するため、車の音や人の声など周囲の音が聞こえにくく、耳の中に圧迫感があります。
4-2.耳の入り口に装着するインナーイヤー型イヤホン
インナーイヤー型は、耳の入り口付近に浅く装着するタイプです。
カナル型より密閉感が少ない一方、周囲が騒がしい場所では環境音に負けないよう音量を上げがちです。使用環境も含めて音量を管理することが重要です。
4-3.耳の穴をふさがないオープンイヤー型イヤホン
オープンイヤー型は、骨伝導型・耳掛け型・イヤーカフ型などの形状で耳の穴をふさがずに音を届けます。耳を密閉しないため、鼓膜や耳の穴へ直接強い音圧が伝わる負担感は軽減されます。ですが、これだけで聴力へのリスクがなくなるわけではありません。
どのタイプでも、大きな音を長時間聞き続ける使い方には注意が必要です。
5.イヤホン難聴を予防・対策するための使い方
イヤホン難聴を防ぐには、イヤホンの使用を避けるのではなく、日頃の使い方を見直しましょう。ポイントは「音量」「使用時間」「使う場所」の3つです。
5-1.音量を上げすぎない
WHOでは、個人用オーディオ機器を使用する際、最大音量の60%以下をひとつの目安として案内しています。また、音量を確認できる機能がある場合は、平均80dB未満を目安としています。
ただし、端末やイヤホンによって実際の音圧は異なるため、数値だけに頼らず、必要以上に大きな音で聞かないことを意識しましょう。
5-2.長時間続けて聞かない
音量だけでなく、音を聞き続ける時間も重要です。
長時間使用するときは適度にイヤホンを外し、耳を休ませる時間を設けましょう。WHOも、大きな音への曝露時間を減らし、定期的に休憩することを推奨しています。
5-3.周囲が騒がしい場所で無理に音量を上げない
電車や繁華街などでは、周囲の騒音に負けないよう音量を上げがちです。
音を聞き取りにくいと感じたときに、そのまま音量を上げ続けるのではなく、場所を変える、いったん再生を止めるなどの方法をとりましょう。
騒がしい場所でも音楽を楽しみたい方には、周囲の騒音を抑えるオープンイヤー・フォーカスモードを搭載した「 OpenFit Pro(オープンフィット プロ)」がおすすめです。
6.周囲の音が聞こえるオープンイヤー型イヤホンがおすすめ
音楽やポッドキャストを聴くのも、毎日の通勤や散歩の楽しみの一つです。一方で、屋外では安全のため、車の音や人の声など周囲の音を把握する必要があります。オープンイヤー型イヤホンは耳の穴をふさがないため、周囲の環境音を自然に聞き取れることが特徴です。そのため、屋外で音楽を楽しむなら、オープンイヤー型イヤホンがおすすめです。
また、Shokzのオープンイヤー型イヤホンは、音を耳へ効率よく届けるDirectPitch™を搭載しています。これにより、耳をふさがなくても、耳元でクリアな音を楽しめます。
適切な音量と使用時間を守りながら、耳をふさがない快適な「ながら聴き」を楽しみましょう。
7.耳をふさがないShokzのオープンイヤー型イヤホン
Shokzでは、骨伝導型の「OpenRun Pro 2」、耳掛け型の「OpenFit Pro」、イヤーカフ型の「OpenDots 2」など、装着方法や音の伝え方が異なるオープンイヤー型イヤホンを展開しています。
7-1.骨伝導型の「OpenRun Pro 2」
骨伝導と空気伝導を組み合わせたDualPitch™テクノロジーを搭載し、耳をふさがずに音楽を楽しめます。また、締め付け力を16%軽減したニッケルチタンフレームにより、スポーツ時にも安定して装着できます。さらに、単体で12時間使えるバッテリーとIP55の防水・防じん性能を備えています。
7-2.耳掛け型の「OpenFit Pro」
OpenFit Pro(オープンフィット プロ)は、耳掛け型「OpenFit」シリーズのフラッグシップモデルで、耳にフックを掛けて装着するオープンイヤー型イヤホンです。
耳をふさがない構造に加え、周囲の騒音を抑えて音を聞き取りやすくするオープンイヤー・フォーカスモードも搭載しています。これにより、騒がしい場所でも音量を上げすぎずに音楽を楽しめます。また、単体で12時間(充電ケース込みで50時間)使えるバッテリーとIP55の防水・防じん性能を備えています。
7-3.イヤーカフ型の「OpenDots 2」
「 OpenDots 2(オープンドッツ ツー)は、「OpenDots」シリーズの最新モデルで、耳の側面を挟むように装着するイヤーカフ型イヤホンです。
耳の穴をふさがず、周囲の音を聞きながら使用でき、日常からワークアウトまで幅広いシーンに最適です。また、Dolby Audioによる迫力のサウンドを楽しめ、左右の区別なく装着できます。さらに、単体で10時間(充電ケース込みで40時間)使えるバッテリーとIP57の防水・防じん性能を備えています。
8.イヤホンと上手に付き合って耳を守るポイント
イヤホンによる聴力への影響を考える際は、製品の種類だけでなく、音量や使用時間、使用環境にも目を向けることが大切です。
カナル型、インナーイヤー型、オープンイヤー型にはそれぞれ異なる特徴がありますが、どのタイプでも大音量・長時間の使用には注意が必要です。
無理のない音量を心がけ、適度に耳を休ませながらイヤホンを楽しみましょう。聞こえ方の変化や耳鳴りなどが続く場合は、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
参考文献
WHO「Deafness and hearing loss: Safe listening」
WHO公式ページ
NIDCD「Noise-Induced Hearing Loss」
NIDCD公式ページ
FAQ:イヤホン難聴に関するご質問
Q.イヤホン難聴は一度起こると元に戻らないのですか?
大きな音で内耳の感覚細胞が損傷した場合、その聴力は元に戻りません。一方、大きな音を聞いた直後の一時的な聞こえにくさは、耳を休ませることで回復することがあります。聞こえにくさや耳鳴りなどが続く場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
Q. 骨伝導イヤホンを使うときに気をつけることはありますか?
音量と使用時間を守ることが大切です。骨伝導イヤホンは外耳道や鼓膜を経由せずに音を届けますが、音を感じ取るのはほかのイヤホンと同じ内耳のため、音量の目安はどのイヤホンでも変わりません。Shokzの骨伝導型「 OpenRun Pro 2」は耳の穴をふさがないため、周囲の音を自然に聞き取りながら、圧迫感なく音楽を楽しめます。
Q.イヤホンを使ったあとに耳鳴りがしたらどうすればよいですか?
大きな音を聞いたあとに耳鳴りが生じた場合は、まず耳を休ませましょう。耳鳴りが続く、聞こえにくさを伴うなど気になる症状がある場合は、耳鼻咽喉科などの医療機関へ相談しましょう。





