はじめに
マルチポイントは、機器の接続方法を進化させ、同時に何台かの機器と接続できるようになりました。ヘッドホンでは、接続のON、OFFをしなくとも、機器間でスムーズに切り替えることができます。
プロフェショナルに通話を管理するのであれ、マルチタスクをするのであれ、マルチポイントは効率と柔軟性を大幅に向上させます。
マルチポイントとは?
マルチポイントとは、ユーザーが2台以上同時に機器を繋げられる機能です。ヘッドホンでの使用では、ノートパソコンと携帯の両方に同時に接続できることを意味します。
これは、10年前のBluetooth4.0が出た時にできるようになりました。プロファイルにもよりますが、いくつかのものは、携帯とパソコンのペアだけをサポートし、一方で、2台の携帯に同時に繋げられるものもあります。
元々、マルチポイントは、仕事用に開発されました。例えば、何台か仕事用の携帯を持っていて、同時に使わないといけません。マルチポイントは、他の携帯からの着信を逃すことなく通話することができます。今日では、より多くのユーザーが、マルチポイントを生活に便利で必要なものとして見ています。
マルチポイントはどういう仕組みなの?
現在、3種類のマルチポイントがあります。これらは、BluetoothをONにしたときに、何台の機器を使うかで定義されています。様々な機能を考慮すれば、生産性を最大化するために、自分のネットワークに十分な数の機器を加えることができます。
シンプルマルチポイント
一番よく使われているのが、このシンプルマルチポイントで、ヘッドホンを同時に2つの機器に接続できます。着信をつけると、ヘッドホンに直接通知が行きます。パソコンからの音楽は止まり、タップするだけで電話に出ることができます。
このタイプは、日々複数の機器を使う人にとても便利です。仕事用とプライベートの携帯を切り替えようがなかろうが、スカイプでミーティングをしながら着信を待つことができまし、着信を逃さずに、タブレットの動画などを楽しむことができます。シンプルマルチポイントが全てを解決します。
アドバンスマルチポイント
アドバンスマルチポイントは、Bluetooth接続の利便性を大幅に良くしました。シンプルポイントと似ていますが、こちらは2つの機器を簡単に管理できます。
2つ目の着信が来た時、それに出ても1つ目の通話は切れません。その代わり、1つ目の通話は、保留になります。これは、何か逃すことなく仕事用と個人用の会話を切り替えることができます。
アドバンスマルチポイントは、忙しい人に理想的です。スムーズな切り替えと全ての通話を繋げた状態にします。
トリプルコネクト
トリプルコネクトは、2台よりも多く繋げることができます。使用者に、個人用、仕事用、パソコンと一度に繋げることができます。これは、何年も前から存在する機能ですが、まだあまり多く使われていません。
マルチポイントの使用例
マルチポイントは、ハンズフリーで複数の機器を管理するための万能性を提供します。これは、電車やバスで通勤する人にとっては、革新的なものとなっていて、メールを読んだり、音楽を聴いている最中に機器をスムーズに切り替えることができます。
運動する人は、ShokzのOpenRunやOpenRun Proによりトレーニングを最大化させることができます。お気に入りのBGMを楽しみながら、緊急の連絡を受けることができます。
オフィスでは、マルチポイントがマルチタスクをシンプルにします。ビデオ会議や通話の最中に、さっとパソコンとスマホとを切り替えることができます。
通勤中であれ、運動中であれ、仕事中であれ、マルチポイントは、全てに接続していて、とっても生産的です。
マルチポイントに限界はあるの?
マルチポイントは、利便性を提供するものですが、限界もあります。マルチポイントの性能は、製品により違ってきます。
一つの大きな欠点は2つの機器から同時にメディアを再生できないことです。大抵のヘッドホンは、一つの機器をメディアの再生用、もう一方を単に通知を受ける用にしています。
他の欠点は、自動的に通話がメディアよりも優先順位が高くなっていることです。YouTube動画を楽しんでいて、他の機器から通話が来た時、ヘッドホンは自動的に通話に切り替え、メディアを中断します。
マルチポイントをどうやって使うのか?
マルチポイントを起動して利用するのは、機器によって異なります。しかし、どんな機器であっても、基本的なことは変わりません。
これから、簡単にマルチポイントを使う手順を解説します。
- ヘッドホンのBluetoothのペアリングを起動します。
- 機器の設定に行き、BluetoothをONにします。
- 機器のリストから、ヘッドホンを選びます。
- つながったら、最初の機器の接続をOFFにします。
- 赤と青の点滅するペアリングモードに戻っているか確認します。
- 2つ目の機器の設定に行き、BluetoothをONにします。
- 2つ目の機器のリストから、ヘッドホンを選びます。
- 1つ目のBluetoothをONに戻します。
- これで両方ヘッドホンに繋がっている状態になります。
将来的には、ペアリングの工程をすることなく、同じ機器に自動で繋げられるようになるでしょう。ソフトのアップデートなどで、ペアリングが解除されてしまったら、再度同じ工程を踏む必要があります。
オーディオを切り替えたとき、オーディオ伝播にラグがあるかもしれません。アプリにもよりますが、切り替えた時に、最大で8秒止まる可能性があります。ユーザーは、最初の機器の音楽を止めてから、2つ目に切り替えないといけません。これは、更なる遅延につながります。
この遅延は、オーディオが重ならないためにあるものです。しかし、手動での音楽の一時停止なしに通知が聞こえるはずです。通常、オーディオが通知音のために一時停止し、その後また音楽が再生されます。
まとめ
マルチポイントは、同時にヘッドホンを複数の機器に繋げ、管理することを可能にし、通話とメディアの再生間を簡単に切り替えることができます。それなりの限界はありますが、効率と生産性の向上によるメリットは、欠点を上回っています。スムーズな接続ができるShokzのヘッドホンをいますぐチェックしよう。