- 数字で見るオープンイヤー:11.1億ドル規模、前年同期比45%成長
- カテゴリーへのロイヤルティが高まっている
- オープンイヤー型イヤホンが人気を集める理由:快適な装着感が大きな強み
- 成長を後押しする要因
- Shokzの位置づけ
- まとめ
今、ジムやオフィス、電車の中を見渡すと、耳の中に入れずに装着するイヤホンを目にする機会が増えています。かつてはランナーを中心に選ばれていたニッチな存在が、今では11億ドル規模のカテゴリーへと成長し、さらに拡大を続けています。この夏、私たちはNielsenIQと共同でグローバルホワイトペーパーを作成し、米国、英国、フランス、ドイツ、日本、韓国の5,000人以上の消費者を対象に調査を実施しました。オープンイヤー市場がどれほど拡大しているのか、そしてその成長を支えているものは何なのかを明らかにするためです。ここでは、その調査で明らかになったデータをご紹介します。
数字で見るオープンイヤー:11.1億ドル規模、前年同期比45%成長
注目すべき数字は、オープンイヤー型イヤホンの2026年1月~5月の累計売上が11.1億ドル(北米・ロシアを除く)に達し、前年同期比で45%増加したことです。私たちが特に注目したのは、この数字の大きさだけではなく、その成長が幅広い地域に及んでいることです。東欧では177%、ラテンアメリカでは169%、中東・アフリカでは141%成長し、成熟市場である西欧でも77%の成長を記録しました。このように幅広い地域で成長が見られることから、オープンイヤーは特定の地域だけのトレンドではなく、複数の市場で拡大していることがわかります。

カテゴリーへのロイヤルティが高まっている
市場の急速な成長だけでは、新しい製品を試した後もユーザーが継続して利用しているかどうかまではわかりません。ここで興味深いデータが見えてきました。オープンイヤー購入者の43%はすでに別のオープンイヤー型イヤホンを所有しており、オープンイヤー型イヤホンの売上の76%は、過去に他のタイプのイヤホンを購入したユーザーによるものです。これらのデータから、オープンイヤーは他のタイプのイヤホンをすでに利用しているユーザーを取り込みながら、複数のイヤホンを使い分ける中の一つとして定着しつつあることがわかります。

オープンイヤー型イヤホンが人気を集める理由:快適な装着感が大きな強み
どのイヤホンカテゴリーにも、それぞれ重視されるポイントがあります。従来は、音質や価格がその代表でした。オープンイヤーが選ばれているのは、それとは異なるポイントです。オープンイヤーユーザーが購入時に最も重視するのは「装着感」で、28%が最も重要な要素として挙げています。一方、オーバーイヤー型では「音質」が購入時の最優先ポイントとなっており、27%が最も重視しています。この違いは決して小さなものではありません。つまり、オープンイヤー型イヤホンは、既存のイヤホンをより安価にしたり、トレンドに合わせたりすることを目指しているのではなく、従来のイヤホンでは解決しにくかったニーズに応える新たな選択肢となっているのです。
成長を後押しする要因
これらの数字の背景には、いくつかの要因が重なっています。健康やウェルネスへの関心の高まりにより、スポーツと相性の良いオーディオへの需要は引き続き高まっています。ウェルネス市場は2023年の6.3兆ドルから、2028年には9兆ドル規模に達すると予測されており、年平均成長率は7.3%と、他の多くの消費者向けカテゴリーを上回るペースで成長しています。
また、史上最大の世代となる20.2億人のZ世代は、オーディオを日常的に利用する世代として成長しています。13~34歳のユーザーは1日あたり4時間30分をオーディオに費やしており、35~55歳の4時間3分、55歳以上の3時間17分を上回っています。さらに、技術の継続的な進化によって、オープンイヤーの音質は「妥協した選択肢」ではなく、十分に競争力のあるものへと進化しています。こうした要因が重なり、オープンイヤー市場の成長が加速していると考えられます。
Shokzの位置づけ

2011年からオープンイヤーオーディオを切り拓いてきたパイオニア
現在オープンイヤー市場で競合する多くのブランドは、市場の成長が明らかになってから参入しています。Shokzは違います。私たちは「オープンイヤー」というカテゴリーがまだ注目されておらず、ましてや11億ドル規模の市場にもなっていなかった2011年に、初めてオープンイヤーに関する特許を出願しました。「イヤホンは、世界とのつながりを遮断するために耳をふさぐ必要はない」という考えを、まだ一般的ではなかった頃から製品開発の中心に据えてきたのです。
15年にわたり築いてきたグローバルな展開
その先駆的な取り組みは、現在では確かな規模へと成長しています。現在、Shokz製品は世界70か国以上、28,000以上の店舗で販売され、累計販売台数は3,000万台を超えています。市場の動向を見ながら参入した新しいブランドではありません。10年以上にわたり、国や地域ごとに市場を開拓しながら、このカテゴリーを築いてきました。
Shokzの製品が選ばれ続ける理由
市場規模が大きくても、購入後もユーザーに選ばれ続けなければ意味がありません。Shokzの購入者の57%は、直近の購入以前からすでにShokz製品を所有していました。つまり、他ブランドへ乗り換えるのではなく、Shokzを選び続けるユーザーが多いことがわかります。これは、同じカテゴリー内での高いロイヤルティを示す一つの指標です。継続してShokzを選んでいるユーザーのうち、63%が音質・音響性能、56%が装着感をその理由として挙げています。また、56%が安定した接続性や防水・防塵・防汗性能なども、選び続ける理由として挙げています。
3つの製品ライン、それぞれの聴き方
私たちは、あらゆる人に一つのデザインで対応するのではなく、用途に合わせた3つの製品ラインを展開しています。スポーツ(OpenRun Pro 2など)は、安定した装着感や耐久性が特に求められるシーンに。ライフスタイル(OpenFit ProやOpenDots 2など)は、日常のさまざまなシーンで一日中快適に使えるように。コミュニケーション(OpenComm 2 UCなど)は、通話やハイブリッドワークに特化しています。ニーズは異なっても、その根底にあるのは同じ思想です。
まとめ
オープンイヤー市場は、急速かつ幅広い地域で成長しているだけでなく、重要なのは、その成長が一時的なブームではなく、継続的な購入行動に裏付けられていることです。その中でShokzは、10年以上にわたりこのカテゴリーの製品開発に取り組み、確かな規模へと成長してきました。また、継続してShokzを選ぶユーザー基盤も築いています。オープンイヤー型イヤホンを比較する際は、自分の利用シーンに合わせて、装着時の快適性、フィット感、音質、周囲の音の聞き取りやすさ、耐久性、接続性など、重視したいポイントを確認したうえで、それぞれのニーズに合う製品やブランドを比較してみてください。


